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飲食店の油煙フィルター選び|種類別の特徴と白煙を消す最強の対策

「換気扇を掃除しても、すぐに油でベタベタになる」

「フィルタを付けているのに、排気口から白い煙が出て近隣から苦情が来た」

飲食店の厨房において、換気扇やダクトを守る「最初の砦」となるのが油煙フィルタ(グリスフィルタ)です。しかし、こまめに掃除や交換をしていても、油汚れや煙の悩みが尽きないオーナー様は少なくありません。

実は、一般的なグリスフィルタで捕集できるのは「大きな油の粒子」だけで、煙のように細かい粒子は素通りしてしまっていることが多いのです。

本記事では、主なグリスフィルタの種類と特徴、そしてフィルタだけでは防ぎきれない「白煙」や「ニオイ」を解決するための、プロが選ぶ高度な除去対策について解説します。

飲食店の油煙対策に欠かせない「グリスフィルタ」の役割

まず、なぜ換気扇(排気フード)の入り口にグリスフィルタが必要なのか、その役割を再確認しましょう。「掃除が面倒だから外してしまおう」というのは絶対にNGです。

ダクト内部への油侵入を防ぐ

調理中に発生する湯気や煙には、大量の油分が含まれています。

グリスフィルタは、この油分を含んだ空気がダクトに入る前に、物理的に油をキャッチして取り除く役割を持っています。

もしフィルタがないと、油がそのまま排気ダクトやファン(送風機)に付着し、短期間で油の層を作ってしまいます。これが排気能力の低下や、故障、異音の原因となります。

ダクト火災の防止(防火性能)

最も重要な役割が「防火」です。

中華鍋から立ち上がる大きな炎や、炭火焼の火の粉が換気扇に吸い込まれた際、グリスフィルタは炎を遮断し、ダクト内部へ侵入するのを防ぎます(ファイアガード機能)。

ダクト内部に油が溜まっている状態で火が入れば、一瞬にして爆発的な火災(ダクト火災)を引き起こします。総務省消防庁のデータでも、飲食店火災の原因として「排気ダクト等への油分の堆積」が常に上位に挙げられています。

グリスフィルタは、この最悪の事態を防ぐための安全装置なのです。

主なフィルタの種類とメリット・デメリット

現在、飲食店の厨房で使われているフィルタは、主に以下の3タイプに分類されます。それぞれの特徴を知り、自店の調理スタイルに合ったものを選びましょう。

バッフル型(ステンレス製)

金属板(ステンレス等)を「く」の字型などに折り曲げて組み合わせたタイプです。

  • メリット: 金属製なので耐久性が高く、何度でも洗って使えます。また、炎を遮断する能力が高く、防火性能に優れています。
  • デメリット: 構造がシンプルで隙間が大きいため、細かい油煙の捕集率は低めです。煙はほぼ素通りします。

メッシュ型(金属製網)

ステンレスやアルミの網を何層にも重ねたタイプです。

  • メリット: バッフル型よりも接触面積が広いため、油の捕集率は高くなります。
  • デメリット: 網目が細かいため、油ですぐに目詰まりします。こまめな洗浄が必要で、掃除をサボると換気扇の吸い込みが悪くなります。

繊維型(不織布・ガラス繊維)

使い捨ての繊維フィルタを枠に取り付けて使うタイプです。

  • メリット: 繊維が油を吸着するため、捕集率は非常に高いです。汚れたら捨てるだけなので、洗浄の手間がありません。
  • デメリット: ランニングコスト(購入費)がかかり続けます。また、油を吸うと通気性が急激に落ちるため、交換時期を逃すと換気不良を起こしやすいです。

フィルタでは防げない?「白煙」と「目詰まり」の課題

「高性能なフィルタを使えば、煙も消えるはず」と思っていませんか?

残念ながら、物理的なフィルタ(網や繊維)には限界があります。

微細な「白煙」は素通りしてしまう

排気口から出る「白い煙」の正体は、直径1μm(マイクロメートル)前後の非常に微細な油の粒子です。

一般的なグリスフィルタが捕集できるのは、主に10μm以上の「目に見える油滴」です。つまり、煙レベルの細かい粒子はフィルタの隙間を簡単に通り抜け、そのままダクトを通って店外へ排出されてしまいます。

これが、「フィルタを付けているのに近隣から煙の苦情が来る」原因です。

目詰まりによる換気不良と店内環境の悪化

「煙も取りたいから」と、目の細かい高性能フィルタ(繊維型など)を使うと、今度は「目詰まり」の問題が発生します。

捕集率が高いということは、それだけ早くフィルタが油で埋まるということです。

フィルタが目詰まりすると、換気扇が空気を吸い込めなくなり、厨房内に煙や熱気が充満します。また、店内の気圧バランスが崩れてドアが重くなったり(負圧)、隙間風の音が鳴ったりするトラブルも引き起こします。

フィルタの限界を超える「電子式集塵フィルタ」

「白煙を消したい」「でも目詰まりは困る」。

この矛盾する課題を解決できる唯一の方法が、物理的な網を使わない「電子式集塵フィルタ(電気集塵機)」です。

静電気で微粒子まで吸着し「白煙」を消す

電子式集塵フィルタは、高電圧をかけて静電気の力(クーロン力)を発生させ、通過する油煙粒子を磁石のように電極板に吸着させる仕組みです。

網目で濾すわけではないため、グリスフィルタでは絶対に取れない0.01μmレベルの微細な粒子まで捕まえることができます。その除去率は最大90%以上。排気口から出る白煙を、目視できないレベルまでクリーンにすることが可能です。

目詰まりなしで強力な換気を維持

最大の特徴は、空気が通る「隙間」が広いことです。

金属プレート同士の間隔が広いため、油汚れがたっぷり付着しても、空気の通り道が塞がれません。

長期間使用しても目詰まりによる圧力損失(風量低下)がほとんど起きないため、常に強力な換気能力を維持できます。

「煙をしっかり取りつつ、換気も弱めない」。これが、焼肉店などの煙が多い現場で電気集塵機が選ばれる理由です。

油煙とニオイを確実に除去する「リドエアートルネックス」

グリスフィルタの「防火」という役割を残しつつ、弱点である「白煙除去」と「目詰まり防止」を実現するソリューションとして、トルネックスの電気集塵機「リドエアートルネックス」をご紹介します。

グリスフィルタと電子式集塵フィルタの併用効果

最も効果的なのは、既存のグリスフィルタとリドエアートルネックスを併用する「二段構え」の対策です。

  1. グリスフィルタ(手前): 大きな油滴と火の粉をカットし、防火対策を行う。
  2. リドエアートルネックス(後段): すり抜けた微細な白煙(オイルミスト)を電気の力で吸着・除去する。

この構成により、ダクト内部への油の侵入を極限まで防ぎ、ダクト火災のリスクと近隣への煙害を同時に解決します。

メンテナンスはプロにお任せで負担ゼロ

「機械を入れると掃除が大変そう」という心配も不要です。

リドエアートルネックスの内部(電子式集塵フィルタなど)の洗浄や点検は、メーカーの専門スタッフによる定期メンテナンスサービス(有償)を利用できます。

店舗スタッフは、今まで通り手前のグリスフィルタを洗うだけでOK。専門的なメンテナンスをアウトソーシングすることで、現場の業務負担を増やすことなく、高性能な排気システムを維持できます。

「エコゾア」で調理臭も解決

煙だけでなく「ニオイ」も気になる場合は、オプションの排気消臭装置「エコゾア」を組み合わせるのがおすすめです。

植物由来の消臭成分(フィトンチッド)を排気に混ぜることで、調理臭を中和消臭します。電気集塵機で「煙」を取り、エコゾアで「ニオイ」を消す。これで、住宅街やマンションテナントでも安心して営業できる環境が整います。

リドエアートルネックスの導入事例

【飲食店向け】近隣対策とクリーンな営業

  • 焼肉店(一人焼肉・バーカウンター)
    • 課題: 排気ダクトだけでは防げず、店前の道路に煙が充満し近隣から注意を受ける。
    • 対策: 以前の職場で効果を確信していた「リドエアートルネックス」を緊急設置。
    • 効果: 設置後は道路の煙が消失。近隣住民への配慮ができ、安心して営業を継続できています。

まとめ

飲食店の油煙対策において、グリスフィルタは「防火」のために欠かせない設備ですが、それ単体では「煙」や「ニオイ」までは防げません。

  • グリスフィルタ: 火の粉と大きな油を取る(必須)。
  • 電子式集塵機: 微細な白煙を取り、目詰まりを防ぐ(環境対策)。

近隣への配慮や店内の空気環境を重視するなら、グリスフィルタに加えて、微細な粒子を除去できる「電子式集塵機(リドエアートルネックス等)」の導入が最も効果的で現実的な解決策です。

正しい知識で機器を選び、クリーンで安全な厨房環境を作りましょう。

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