World Wide

03-5643-5800

お問合せ

インフォメーション

自宅で喫煙所をDIYする方法|庭・屋外・ブースの選択肢を考察

「家でタバコを吸いたいけれど、家族に嫌がられる」

「庭やベランダで吸っていたら、近所からクレームが来てしまった」

在宅時間が増えたことで、自宅での喫煙環境に悩む方が増えています。特にマンションではベランダ喫煙が禁止されるケースが増加しており、戸建てであっても近隣との距離が近い日本では、庭先での喫煙がトラブルの火種になることも少なくありません。

そこで検討されるのが、自宅の敷地内に専用の「喫煙所」をDIYで作ることですが、本当にそれは近隣トラブルを避ける解決策となるのでしょうか?

しかし、単に囲いを作るだけでは煙や臭いは防げないという問題があります。換気扇をつけても、その排気が隣家に流れてしまえば、新たなトラブルを生む可能性はないでしょうか?

本記事では、自宅で喫煙所をDIYする際のポイントや注意点を整理し、近隣トラブルを避けるための最善策を考察していきます。

自宅で喫煙所をDIYするメリットと注意点

DIYで喫煙所を作ることは可能ですが、メリットだけでなく、しっかりとしたリスク管理が必要です。

DIYのメリット

最大のメリットは、コストを抑えられることです。ホームセンターで木材や波板などを購入し、自分の手で作れば、既製品を購入するよりも安価に済む場合があります。また、自宅の庭やデッドスペースに合わせてサイズやデザインを自由に設計できるのも魅力です。

DIYの注意点

一方で、自作には限界もあります。

  • 耐候性と安全性:
    屋外に設置する場合、雨風や台風に耐えられる強度が必要です。基礎が甘いと倒壊する危険があります。
  • 防火対策:
    火気を扱う場所なので、燃えにくい素材(不燃材)を使用する必要があります。木材だけで作るのは火災リスクが高く危険です。
  • 煙の処理:
    囲いを作っても、換気扇の能力が不足していたり、気流計算ができていなかったりすると、煙が内部に充満するか、あるいは隙間から漏れ出してしまいます。

DIYが難しいケース

特に難しいのが「臭い対策」です。

換気扇をつけても、それは煙を移動させるだけで、臭いを消すわけではありません。排気口の先に隣家の窓や洗濯物があれば、苦情の原因になります。本格的な脱臭装置を自作するのは困難であり、臭いトラブルを確実に防ぎたい場合はDIYでは限界があると言えます。

庭・屋外・ベランダでのDIY喫煙所の違い

設置場所によって、考慮すべきポイントは大きく異なります。特にマンションと戸建てでは事情が全く違うため注意が必要です。

庭に喫煙所を作る場合(戸建て)

庭の一角に小屋(スモーキングシェッド)を作る方法です。

敷地内なのである程度の自由はありますが、隣家との境界線に近い場所に設置すると、煙が流れてトラブルになります。風向きを考慮し、排気口を隣家がない方向に向けるなどの配慮が必要です。

屋外で作る場合

ガレージや軒下を利用する場合です。

半屋外の状態では風の影響を受けやすく、煙が思わぬ方向に流れることがあります。防風シートやパーテーションで囲うことで、ある程度煙の拡散を抑えることができますが、完全な分煙にはなりません。

ベランダに喫煙所を作る場合(マンション)

ここは最もセンシティブな場所です。

マンションのベランダは「共用部分」であり、管理規約で火気使用や喫煙が禁止されているケースが増えています(いわゆるホタル族問題)。

DIYで仕切りを作ったとしても、煙は上階や隣室に流れます。換気扇をつけても、その排気が隣のベランダに直撃すればクレームは必至です。基本的に、マンションのベランダでのDIY喫煙所設置は、トラブルのリスクが極めて高いため避けるべきです。

また、室内のレンジフード(換気扇)下で吸う場合も、排気ダクトを通じて外に臭いが出るため、排気口の位置によっては近隣トラブルになります。

DIY喫煙所に必要な材料と費用の目安

それでもDIYに挑戦する場合、どのような材料が必要になるのでしょうか。

必要な材料

  • 構造材:
    柱や枠組みとなる木材(2×4材など)や単管パイプ。
  • 外壁・屋根材:
    雨風を防ぐ波板(ポリカーボネート)やサイディングボード。燃えにくい素材を選びましょう。
  • 内装材:
    煙や臭いが染み込まないよう、キッチンパネルなどの不燃化粧板が推奨されます。
  • 換気設備:
    換気扇、排気ダクト、ガラリ(吸気口)。
  • その他:
    ビス、金具、床材(コンクリートブロックや砂利)、灰皿。

必要な道具

インパクトドライバー、ノコギリ(または丸ノコ)、水平器、メジャー、脚立などが必要です。基礎を作る場合はスコップや左官道具も必要になります。

DIY費用の概算

簡易的な囲い程度なら数万円で作れることもありますが、換気扇や電気工事(資格が必要な場合あり)、しっかりした小屋を作るとなると、材料費だけで10万円〜30万円程度かかることも珍しくありません。労力と品質を考えると、コストパフォーマンスが良いとは言い切れない場合もあります。

小型喫煙ブースという選択肢

「近隣トラブルは絶対に避けたい」「DIYで作る自信がない」という方には、「1人用喫煙ブース」を導入するという選択肢があります。

これは本来オフィス向けに開発された製品ですが、家庭用に個人のユーザから問い合わせ頂くケースもあります。

1人用分煙脱臭ブースの特徴

トルネックスの「1人用分煙脱臭ブース(IKCJP)」は、畳半畳分ほどのスペースがあれば設置できる、コンパクトな喫煙ボックスです。

最大の特徴は、業務用の強力な「脱臭・集塵機能」を搭載している点です。タバコの煙をファンで吸い込み、特殊なフィルタで有害物質や臭い成分を除去してから、きれいな空気を排出します。

自宅利用のメリット

  • 工事不要:
    100Vのコンセントがあれば稼働します。排気ダクト工事が不要な「循環型」なので、マンションの一室や書斎の隅に置くだけで設置完了です。
  • 臭い漏れ防止:
    高性能フィルタにより、室内に排気してもタバコ臭が気になりません。家族への受動喫煙や、壁紙へのヤニ付着を防げます。
  • 近隣トラブル回避:
    窓を開けて換気する必要がないため、ベランダや換気扇排気による近隣トラブルを根本から解決します。

費用と維持管理

本体価格はDIYに比べれば高額ですが、確実な性能と安心感を得られます。ランニングコストとして、定期的なフィルタ交換が必要ですが、メンテナンスも簡単に行えるよう設計されています。

自宅用喫煙ブースの相談に対応するトルネックス

トルネックスでは、企業向けの分煙ソリューションで培った技術を活かし、個人のお客様からのご相談にも対応しています。

「自宅の書斎に置けるか確認したい」「どれくらい臭いが消えるのか知りたい」といった疑問に対し、専門スタッフが丁寧にお答えします。

まとめ

自宅での喫煙所作りは、単なるスペースの確保だけでなく、家族や近隣への配慮(受動喫煙防止・臭い対策)が不可欠です。

DIYはコストを抑えられますが、脱臭性能や安全性には限界があり、特にマンションではリスクが高くなります。

確実な対策を求めるなら、工事不要で高性能な「1人用喫煙ブース」の導入が、最もスマートで安心な解決策と言えるでしょう。
詳しい検討にはWEB面談をご利用ください。ご自宅の状況に合わせた最適なプランをご提案します。

関連コンテンツ

関連製品