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厚生労働省人口動態調査によると、心疾患による年間死亡数は年々増加の傾向にあり、平成19年度は17万5千人となっています。
また、一部での分析では、病院外での心原性心停止の発生数は年間2~3万人とも言われています。
心停止となった場合、脳は約3~4分間の血流停止によって重大な損傷を受けてしまいます。
また救急隊員は通報から到着まで約6分かかるといわれています。
心停止から1分経過するごとに、7~10%生存退院率が低下し、5分後には50%といわれています。
できるだけ早く除細動を行うことで、救命の可能性が高くなるため、AEDの普及が望まれています。
救命の鎖という考え方があります。そばにいる人による一時救命処置つまり119番通報し、その後、早期の心肺蘇生(心臓マッサージや人工呼吸)、除細動をおこない、救急隊に引継ぎ、病院での二次救命処置を行うことで、救命率を上げることができる、この連鎖のことです。AEDは駅や空港、公共施設などに設置が進められてきています。理想的には100mから120mに一台、ビルでは各フロアに最低1台確保されることです。
心肺停止の現場に居合わせた一般市民(バイスタンダー)が緊急避難的にAEDを使用することは、医師法違反にならないとの見解が厚生労働省から示されています。このことは、蘇生行為が民法第698条の緊急事務管理に相当するため、救命に関わった一般市民が不成功に終わった時でも損害賠償請求の対象にならないとされています。